発達障害の当事者ミーティング こんとんのページ

発達障害の当事者ミーティング こんとんについて


このWebページは、北海道で開催されている「発達障害の当事者のミーティング こんとん」の内容を紹介するものです


●『発達障害の当事者ミーティング こんとん』は、ADHD、アスペルガー症候群、学習障害など発達障害の傾向を自覚している人たちの当事者ミーティングです。
● 当事者が中心となって例会(ミーティング)を行い、お茶を飲みお菓子を食べながら互いに相談しあい、解決方法を話し合っていきます。
● 発達障害の診断を受けてない人でも、その傾向を自覚している人の参加は歓迎します。
● 不注意によるミスや多動・衝動性による失敗、あるいは職場や家族・友人と良い関係を作れない、など当事者が共通して悩んでいることに対して、みんなで笑いながら話をしていくことで、一緒に対処方法を考え、元気を取りもどすことを目指しています。
● 例会の参加者は10代から60代までの男女さまざまな人たちです。毎回10人前後の参加者がいます。
● 交流があったりお世話になったりしている団体のリンク集はこちら。

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  • 主催者:福島 誠(1955年生)
  • 本業は書店員で、2001年からボランティアとして当事者の立場で発達障害にかかわる相談を聞いています。
  • 2012年7月28日より「発達障害の当事者ミーティング こんとん」という名前で当事者の相談会を行っています。
  • 2013年11月より函館に住んでいます。
  • ご家族や職場の方からの相談もお聞きします。(札幌および函館近郊。メールによる予約が必要です)
  • 産業カウンセラーおよびキャリアコンサルタントの資格所持(2008年〜)
  • 精神保健福祉士(2014〜)


    山月記という小説を読みなおす

     山月記というのは、中島敦が1942年(昭和17年)に書いた短い小説です。高校の教科書に載っていることも多く、なんとなく覚えている人も多いでしょう。中島敦は代々漢学者の家に生まれましたので、この小説も漢文崩し調で言葉が難しいので苦手に思う人もいるかもしれません。

     私は最近になってから山月記を読み直し、「ああ、この話は自分のことを書いていたのか」と気づいてびっくりしました。おおざっぱにまとめたあらすじを書きます。

     『中国の唐の時代、李徴(りちょう)は、若いころから秀才で東大から公務員試験一種(みたいなの)に合格し、中央官庁に採用されてエリート官僚となります。ところが本人はプライドが高くて、俗物の上役にペコペコすることが耐えられません。おれは詩を書いてビッグになるんだ、とばかりに役所をやめて地方にいって作家生活に入ります。
     しかし、詩はさっぱり売れず窮乏します。やむなく妻子のために地方の公務員に就職しますが、昔、バカにしていた部下や同僚が上役になっていてプライドの高い李徴にはとてもつらい状況になります。ある日、出張の際に突然に発狂し、なにやらわからないことをつぶやきながら走り去ってしまいました。』

     その後、李徴は虎になった姿で旧友と再会します。以降、詳しくは原文(著作権フリー)のものを読んでみてください。
    「山月記 青空文庫PDF版」

     

    私が痛い、と感じたのは以下の部分です。

    もちろん、かつての郷党(きょうとう)の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云いわない。
    しかし、それは臆病(おくびょう)な自尊心とでもいうべきものであった。
    己(おれ)は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就(つ)いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨(せっさたくま)に努めたりすることをしなかった。
    かといって、また、己(おれ)は俗物の間に伍(ご)することも潔(いさぎよし)としなかった。
    共に、我が臆病(おくびょう)な自尊心と、尊大な羞恥心との所為(せい)である。

     「発達障害はプライドの障害」と言われることもあるくらいで、「できること」と「できないこと」の開きが大きい発達障害を持つ人はさまざまな傷つきやすさをもっています。それが、回りとの関係を難しくしています。中島敦が「お仲間」であったかどうかはわかりませんが、80年も前に書かれたこの文章には、その時間を超えてまっすぐに響いてくるものがあります。学校や仕事で失敗して引きこもってしまっているの気持ちに、すごく近いのではないでしょうか?
     そして、そのプライドの障害は虎に変身しかねない危険なことでもあるようです。

     

    こんとんも居場所のひとつです

     こんとんは発達障害の当事者の会ですが、引きこもりやうつなどで悩んでいる方、話をする人がいなくて居場所を探している方などの参加も歓迎いたします。
     お茶を飲み、お菓子を食べてしゃべっているだけですが、悩み事や話しにくいことを無理に話す必要はありません。話をしたければする、したくなければ黙って聞いているだけという参加でも良いのです。一度きたら毎回来なければならないということもありません。都合の良い時に、いつでもご参加ください。

    斎藤環さんの「家庭内暴力について」



    ◎今後の当事者ミーティングの予定について

  • 例会のスケジュールは以下の通りで札幌で年10回以上、函館では月2回の開催を予定しています。
     毎月、月末までには翌月のスケジュールを発表しています。

    2019年のこんとん札幌ミーティング

    次のこんとん札幌ミーティング

  • 日時:7月20日(土)13:15-16:00
  • 会場:札幌市社会福祉総合センター視聴覚会議室(札幌市中央区大通西19丁目)

    地下鉄東西線 西18丁目駅出口一番を出て北側に歩けばすぐです。

     なお、20日の午前10時30分から12時まで、同じ福祉センター(第2会議室)でお茶会をやってます。テーマを決めずにおしゃべりをするだけです。時間の都合があうかた、午前からお越しください。

  • 日時:8月25日(日)18:45-21:00
  • 会場:札幌市社会福祉総合センター第二会議室(札幌市中央区大通西19丁目)

    地下鉄東西線 西18丁目駅出口一番を出て北側に歩けばすぐです。

    ■ 札幌例会の参加者がとても多くなってきたため、月1回の開催を目標にして行っています。(2018年には毎月の例会を行いました)
    例会では茶菓代として一人400円が必要になります。なお、札幌の例会に初回に参加される方のみ1000円をご用意ください。福島の交通費の補助にさせていただきます。

    ■ 札幌ではミーティングの前後に、函館では随時、個人向けカウンセリングを行うことも可能です。個別相談をご希望の方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。



    こんとん函館ミーティングについて

     函館では2015年5月から「こんとん」の月例ミーティングを始めて、2019年5月で77回となりました。最近は3人〜10人くらいで集まって、日常生活の困りごとや職場の悩みについて話をしています。

     常連さんの一人が「毎月の例会は喫茶店でお茶を飲んで、お菓子を食べて楽しくおしゃべりしているような感じで、いつも楽しみにしています」と言ってくれました。
    とてもうれしい感想です。時々は深刻な話も出るけど、楽しい例会になるように気をつけています。

     このミーティングは発達障害の当事者を対象にしています。診断を受けてない人であっても、自分の困りごとがひょっとして発達障害のせいかな、と思っている人なら、参加を歓迎します。
     
     参加することで、それぞれの参加者がかかえている困りごとがすぐに解決するわけではないですが、同じようなことで困っている人が多いので、他人のやり方が参考になることもあると思います。
     こんとんは会員制の会ではなく、毎回参加する義務もありません。都合の良いとき、気がむいた時だけ参加してください。

    会場は千代台の青年センターを使っています。

  •  〇こんとん函館ミーティング第82回 日時:8月12日(月・休)13:15-16:00
  •  場所:函館市青年センター
  •   参加費(会場費・茶菓代として300円)

  •  〇こんとん函館ミーティング第83回 日時:8月23日(金)19:15-21:00
  •   参加費(会場費・茶菓代として300円)

  •  場所:函館市青年センター


    【札幌・函館共通した「こんとん」の約束ごと】

    1)遅刻も早退も自由です。都合の良い時に参加してください。
    2)参加時にはお名前を教えてください。仮名、あだ名、ハンドルでもかまいません。
    3)例会で聞いた他人の話は、他の場所で話さないでください。安全な居場所を守るためにお互いに気をつけましょう。
    4)話の輪に積極的に参加してください。まだ自分のことを話せない人は「パスします」と言ってください。

    ・当事者のためのミーティングですので当事者の自覚がある人は診断・未診断にかかわらず予約せずに直接来てくださってかまいません。ただし、具体的に困っていることがある場合、先にメールをいただいていると話が早い場合もあります。

    ・当事者の家族や支援者の参加は、事前にメールか電話をください。
     当事者会ですので会場の後ろから様子を見るだけの「見学」というのは受けておりませんが、「自分もいろいろな人生の問題・悩みを抱えた当事者の一人」としての参加であれば歓迎いたします。上記の4つの約束事を守っていただき、かんたんな自己紹介をお願いしています。

    開催実績 こんとん札幌

    2014年: 1/26、3/15、5/18、8/2、9/6、11/15
    2015年: 1/4、3/21、5/17、6/20、7/19、9/4、12/6
    2016年: 1/4,3/12,5/28,7/27,7/28,9/30,12/5,12/6
    2017年: 1/4,1/22,3/8,4/30,7/16,9/24,11/25
    2018年: 1/14,2/24,3/11,4/14,5/19,6/3,7/2,8/12,9/29,10/21,10/22,11/18,12/15
    2019年: 1/5,2/10、3/21,5/6

    開催実績 こんとん函館

    2015年: 5/31,6/21,7/26,8/16,9/27,10/18,11/15,12/20
    2016年: 1/31,2/21,3/27,4/17,5/22,6/19,7/24,8/28,9/18,10/16,11/13,12/11
    2017年: 1/15,2/12,2/24(夜),3/19/,4/16,4/28(夜),5/16(夜),5/28,6/10,6/25,
         7/8,7/24,8/11,8/24,9/16,9/25,10/10,10/28,11/5,11/23,12/5,12/23
    2018年: 1/8,1/25,2/11,2/25,3/9,3/21,4/6,4/30,5/13,5/31,6/12.6/29,7/8,7/21,
    8/2,8/20,9/9,9/21,10/5,10/28,11/8,11/25,12/7,12/23
    2019年: 1/6,1/25,2/3,2/15、3/2,3/24,4/14,4/26,5/9,5/26,6/9,6/28

    なお、2017年は発達障害の支援者・家族に向けての講演を2回、2018年には一回行いました。



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     ケータイからのメールは、パソコンからのメールを受信できる設定にしておいてください。 せっかくメールをいただいても、返事がエラーで戻ってくるケースが続いております。

     電話による相談は9時〜21時までの間にお願いします。仕事(本業)の都合もあるので、長くなりそうな場合は夕方以降のかけなおしをお願いすることもあります。

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